八丈島珍道中4.

2002年9月4日
はてさて、ついに八丈島最終日!

最終日は夕方の飛行機で現実に帰る為、
実質遊んでいられるのは16時頃まで。

何をしようか?
というものの移動手段も無いし、海はざっぱんざっぱんいってるし
歩いていける距離には目ぼしいものも見当たらないし・・・

よし。今日は「何もしない」をしよう!

ってことでホテルのプールへ行き、一日何もしない。

と言いつつもしっかりとオヤツ・ジュースなどを抱え
楽しむ準備も怠らず、いざプールへ。

プールには家族連れが1組。アベックが1組。
地元の人(?)並に黒い青年一人。
みんな思い思いに楽しんでいる様子で、
プールなのに抱き合ってみたり、
プールなのにチュッチュチュッチュしてみたり、
プールなのに日焼け止め塗ってあげたり・・・



家族連れもいるんだぞ!

アベックこのヤロ−!

つーかオレも泣くぞ!? このヤロー!



・・・まぁ南の島で開放的になりますからね。

そんな光景を3人揃ってガン見してやりました。
そのカップルも殺意の眼差しを感じたのか、しばらくしたら
いなくなってしまいましたが・・・

プールの水は結構冷たかったのですが、プールサイドは
炎天下でかなり熱くなってきていたので、10分ごとに
水に入ったりあがったり、入ったりあがったり。

そして家族連れの方々。
小学4〜5年生?位の娘一人と両親。

娘は水から全然あがらずずっとプールの中を泳いでいました。
お父さんは娘の水中眼鏡を投げて、娘がそれを拾ってくるという
まるで犬のように遊んでいました。
そのうちお父さんも冷たい水に意を決して入り、しきりに

「明日から父さん仕事なんだからぁ・・・」

とつぶやきながら娘さんと遊んでいました。

水を掛け合って笑っている光景を見ていて思ったのですが、
ああいう家族ってなかなか居そうで居ないんじゃないですかねぇ?

その中でも水を掛けられているお父さんの言葉が印象的でした。

父「コラッ。そんな事すると、もう一緒に「千と千尋」のビデオ
見てあげないからなぁ!」

娘「イイモン!じゃぁ一緒に「ナウシカ」見てあげないよ?」

父「・・・ごめんなさい。じゃぁ「猫の恩返し」見に行かないぞ?」

娘「いいよ!「ラピュタ」も一緒に見てあげないから!」

父「・・・ごめんなさい。だってお父さん明日から仕事なんだもん。」



ヘィ!ダッド!それでイイのかいっ!?



まぁ、お父さん。
娘さんが大きくなった時

「あぁこの子も昔はあんなに話してくれたのになぁ・・・」

なんて懐かしく思わないような娘さんに育ててくださいね。


プールはいろんな人間模様が見えます。


そして午後になり、昼食も食べずにプールにのさばる我ら3人。
一組の親子がテリトリーに入ってきました。
子供は小学2年生の男の子とお母さん。

お母さんは泳がない様子で子供だけプールに入ってきました。
子供は泳げないのかプールのはしごにつかまり、水をバシャバシャと
触っているだけでした。

ハル・カヲに「お父さんになれるチャンスだよっ!」
と訳の分からない後押しをされ、子供のもとへ。

「兄ちゃんと遊ぼうぜ〜!」と私も子供使いの意地を見せます。

はじめは恥ずかしがっていた少年でしたが、次第に打ち解けてきて
子供特有のワガママっぷりが本領発揮。。。
名前は“ダイシ”というらしいです。

「お兄ちゃん次は向こうまで連れてって!」

その後30分「お兄ちゃん次は・・・」攻撃は私の体力を
100減らしました。。。
しかもダイシはハル・カヲの二人には全く寄りたがらないのです。

お母さんいわく、すでにダイシは女性に対して
「恥ずかしい」という概念が現れているようです。

そのくせ突然水から上がったと思ったら、股間を押さえて

「オシッコ!」と叫んで母ちゃんに言われるまま
プールサイドの植木へ我々に見せるかのように堂々と
立っションしてやがりました。
この時女性陣2名はダイシの“少年”をしっかり見ていましたが。。。

このままじゃ、お母さんゲット作戦どころか殺される・・・
そんな私たちを見てお母さんはホットドックを買ってきてくれました。

OK。ベビーシッターの給料としては申し分なし。


話をしていたらこのダイシ親子も私たちと同じく夕方の飛行機で
帰るらしく、一緒にプールからあがり風呂へ。

一日優雅に「何もしない」を満喫した我ら3人でした。



帰り支度を整え、空港へ到着し各自お土産を選んでいると、
プールで会ったダイシ親子に会いました。
相変わらずダイシは女性陣を警戒しており、触られそうになると
ものすごい勢いで逃げます。

全く子供というのは得をしているのにそれに気づかないなんて・・・
将来後悔しても知らんぞっ!はい、ヒガミっぽいのはオヤジです。


帰りは飛行機も無事何事も無く離陸し、45分でキッチリ羽田へ
到着です。
短くて長かった八丈島ツアーでしたが、楽しい友達とバカ笑いが
たくさん出来てリフレッシュできた3日間でした。

そんな3日間を締めくくる最後の言葉は、

ダイシのお母さんから飛び出しました。




お母さん

「あのぉ〜・・・もしかしてお魚屋さんですか?」





「・・・・へっ!?」




お母さん

「いや、うちの近所のお魚屋さんに声が似てたから」




う〜ん、何て言ったら良いか分かりませんでした。
もしかすると新手のナンパのテクニックなのかもしれません。

ダイシ母。パパが欲しければ正直に言ってくれてもいいんですよ?



そんなこんなの八丈島珍道中。
大したオチも無く、フツーの日記をはじめて書いてしまったような
恥ずかしさがあります。。。

次回からまたフツーのネタ日記にしようと思っています。
次回がいつとは聞かないで・・・

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