2本目

地獄の業火二本立てでお送りする、
偽りの日刊かずや日記です。

はい。今日も一日妙な天気で仕事も
大変はかどりませんでした。
さて、高速道路情報で
「・・・高速、○○料金所では60km渋滞です」
と、分かりにくい表現が聞かれる季節になりました。
普通の道路も海や山へ向かう車で混み合っており、
真面目に仕事している私の行く手を阻みます。

今日は朝から雲が多く蒸し暑い中、現場へ向かって
国道をトラックで走っていました。
そしてやっぱり彼等はいました！
トラックの前にいたワンボックスカー。
例に漏れず、車内にある“浮き輪”を見て

「これから海いってきます。えへっ！オーラ」

を、いやおう無しに感じました。
子供に手なんか振られたって、普段は降り返すけど、
今日はそうはいかない、ってもんです。

2車線になりその車と並んだ時、車内に目を向けると
小さな男の子と女の子が楽しそうにふざけあっていました。

もう彼らの心は砂浜・・・
きっと海でも車内と同じ光景が繰り返されるのでしょう。
まったく子供の体力には驚かされます。


しかし！

「ピカッ！・・・・ポツ
・・・ポツ・ポツ、ザァ〜！！！」

突然の豪雨、真っ暗になり、朝なのに夕立。
世の中そうそう上手く事が運ぶワケはありません。

信号待ちで再び隣りに来た子供たちの様子を伺うと、
窓から心配そうに外を見る男の子。
そして男の子は運転席のお父さんに向かって
なにやら話し掛けています。
きっと雨で海へ行くのが中止になると思ったのでしょうか。
お父さんに何か言われ、再び窓の外を見る男の子。

男の子の表情は、さっきとはうってかわり
とても悲しそうで、今にも泣き出しそうです。






でも私の表情も、さっきとはうってかわり

今にも笑い出しそうに、ニヤついています。




他人の不幸は蜜の味。


だって不公平じゃないですか！
同じ道走っててもあっちは「遊び」、こっちは「仕事」。









でも神様、

仕事中に突然腹が下って、コンビニに駆け込んだのは

やっぱり天罰ですか？